よゆうのよっちゃん

心と時間と生活に余裕がほしい東京在住30代シングルマザーの日常

MENU

ハイヒールを履いたら子供が歩く子になった話。

うちの子は3歳。今年の春からは幼稚園生になるというのに,全然歩きたがりません。家から最寄り駅までの1キロ程度の道のりで,「あ~つかれちゃったなー…抱っこ!!」とか言うレベル。

いやいやいや,歩き始めの1歳の時は笑顔で余裕綽綽に歩いてたじゃんかよー

f:id:IYOUME:20170118170037j:plain

歩く子と歩かない子

3歳といえど,歩く子はしっかり歩きますよね。先日公園で会った男の子は2キロ離れた家から歩いて遊びに来て公園中を走り回っていました。

ママさん曰く帰りも勿論歩いて帰るとのことで,同じ3歳にしてここまで違うかと愕然としたものです。その光る汗がまぶしいこと…!

歩かない原因

でも歩かない娘を責めきれないんですよね。だって歩かない環境を作ってしまった原因に心当たりがあるから(汗)

心当たり1・自転車移動

午前中はほぼ毎日娘を公園に連れ出すのですが,出かけるのは公園だけではありません。

公園行った後お買い物とか,銀行や郵便局での用事を済ませてから公園に行ったりするので,どうしても自転車移動中心の毎日でした。

歩いて公園に遊びに行って,帰り道買い物袋を提げているのに16キロの娘に「抱っこ!」と言われても私には無理ゲーなのです。

心当たり2・親の都合

せっかく本人が歩く気になっても,こちらに時間の余裕がなかったり,道草に付きある余裕がないときは「もう行くよ!」と抱っこして先を急いでしまうことが結構ありました。

心当たり3・時間や距離の感覚がない

娘はまだ時間や距離の単位が分かっていないので「10分だけ歩こう」とか「たった1キロだけだから大丈夫」なんて言っても通じません。

娘の立場になって考えてみると,私たち大人が「ちょっとだけだから歩いて行こう!」と言っても,娘にとってはゴールが見えずただしんどいことを闇雲に続けさせられるだけなんじゃないかと思いました。

成功体験と自信を

自転車移動を全て徒歩移動に変えることは現実的じゃないし,時間や距離の単位を理解させるのも何か違う。

じゃあどうするか?私は娘に成功体験と自信を与えようと思いました。

あまり歩かせる環境にないまま成長してきたので,娘自身も『自分が歩ける』という自信がないのだと思います。

なので,もし丸一日歩いておでかけできたらその成功体験できっと娘は自信がつくはず。

自信さえつけば,時間や距離の感覚がなくたって楽しく歩けるようになるに違いない!

1日限定で歩く環境を徹底的に整える

・娘と歩く約束をする

私「今日は電車に乗って水族館に行きます!」
娘「わーーーい!」
私「駅まで歩いて行って,水族館の中もぜーんぶ歩きます。ママは今日抱っこもおんぶもできないけど,それでも行く?抱っこ~って言わないなら連れて行ってあげるよ」
娘「いわない!あるく!いく!」

約束を取り付けました。女に二言はありません。

・ベビーカーは使わない

体格が良く4歳にも見える娘にベビーカーを使うのは抵抗があるのですが,荷物が多い時や、移動距離があってパパがいないおでかけの時は頼ってしまっていました。

今回は,家にあるベビーカーはもちろん,出先で借りられるベビーカーやカートも使用不可にしました。

・ハイヒールを履く

これが最大のポイント。ヒールを履くことで私自身も追い込みます。娘に泣かれたり甘えられたら抱っこしてあげたくなっちゃう自分を封印の意味で。

ハイヒールを履いたら危なくて抱っこは絶対できないし,電車に乗り遅れそうでも走る気が起きないのでせっかちな私が娘のペースに合わせてあげられるようになります。(子供が突然走り出したりしたら最悪裸足で追いかける覚悟も必要。)

午前10時から夕方5時まで外出。その結果は…

家から駅までの道のりで、早速ハイヒール効果。横断歩道で青点滅の時「早く早く!」と抱っこしそうになるのを防げました。どんだけ自分がせっかちか思い知らされるいい機会になりましたよ…。

 

娘のペースでゆっくり駅まで向かい,電車も1本乗り過ごし,水族館に着くころにはランチタイム。休憩がてら45分の母子ランチを楽しみました。

 

その後水族館をゆーっくり鑑賞。

f:id:IYOUME:20170118155720j:image

f:id:IYOUME:20170118155733j:image

一度も抱っことは言わず2時間程歩き,さすがに疲れたのか「どこかすわろー」というので屋外のアシカショーへ移動。

ちょうどショーが始まったので,30分ほど休憩になりました。

 

流石に大人の私も疲れたなと一息ついていたら,隣に座る娘が一言,

「〇〇(娘の名前)ちゃん,ちゃんとあるけたねー…」

 自信にあふれたキラキラの笑顔でアシカショーを見つめていました。

f:id:IYOUME:20170118160116j:image

私はたった数時間で成長した娘に,なんだか胸がいっぱいになってしまってアシカどころじゃなかったです。(親ばか)

 

その後,また館内に戻りお土産屋さんを物色した後,おやつにアイスクリームを買い,10分ほど休憩を入れて帰路に。

あいにく帰宅ラッシュにあってしまい電車の中では座れず…。それでも泣くことなく,笑顔で家まで歩いて帰って来ることができました。

 

普段全然歩きたがらない娘が,45分+30分+10分=85分の休憩時間を除いて,午前10時から午後5時まで全部歩いたことになります。

まとめ

このことですっかり自信がついた娘。なんと,歩いて出かけたがるようになりました!作戦成功!!私も娘と二人だけで出かける自信がつきました。

そして何より、ハイヒールのお陰で親の都合と我慢のなさで我が子を歩かない子にさせていた事実に気づくことができました。

娘は事前に約束をしたことをきっちり守り、「抱っこ」とは一言も言いませんでした。私が急かしたり、事前に歩く目安をしっかり示せなかったことが歩かない原因だったのです。

f:id:IYOUME:20170118171236j:image

ハイヒールで子供を連れ歩くことは賛否両論あると思いますが,私の場合は思い切って実行してみて良かったと思います。

娘と平日べったり過ごせるのはあと数か月。それまでたくさん歩いて道草して、お出かけの楽しい思い出を作りたいと思います。

 

 

スポンサーリンク