離婚後の変化。
今週のお題「星に願いを」
離婚してシングルマザーになってから早いもので半年経ちました。
半年の間に、私たちはそれぞれ変化がありました。
娘の変化
離婚するにあたって、私が一番気にしていたのが娘の変化です。
ホームシックにならないか、
パパと一緒に暮らしたいと言い出すのではないか,情緒不安定が続いて引きこもりになってしまうのではないか…
こちらの方がナーバスになっていましたが、娘はありのままの現実をそのまま受け入れ、以前にも増して天真爛漫な子に育っています。
【ばばのおうちが私のおうちで、私はママとばばと3人で暮らしてる。パパとは時々お休みの日に遊べる。】
という生活スタイルにすっかり順応し、
むしろ順応し過ぎたのか(?),半年前までの【パパとママと3人で暮らしていた頃】の記憶が少しずつ曖昧になってきているよう。
『前はママとわたしのお家に、パパが遊びに来てたんだっけ??』←3人で住んでた『前のお家は△△の近くだよね??』←全然違う
娘は私のことはもちろん、パパのことも変わらず大好きです。
『…パパとだけじゃなくて、ママも一緒に来て3人でお出かけできたらいいのにな。』
と言ってくることが,たまにあります。
「ごめんね。」
元夫にも娘にも変な期待をされたくないので、3人でのお出かけを避けたいと思ってる私は、ごめんとしか言ってあげられません。
娘が小さい肩を落とすその時が,私の胸が一番痛くなる瞬間です。
私の変化
周囲から言われる変化は,『なんか吹っ切れてサッパリしてる』だそう(笑)
離婚しちゃったモンはしょうがない。
なるべく楽しく幸せに生きよう!という開き直りが,生き生きとしているように見えるのかもしれません。
長い人生,時には努力してもうまくいかないこともあるんだなー
正しいと思った道を変えてみた方がいいこともあるのかなー
という、諦めた先に見える景色があることを知りました。
元旦那の変化
これが一番デカイ変化。
結婚しているとき、彼は幼い娘に対しても『自分が一番』の人でした。
例えば、家族で外食する時に娘が食べられなくても"自分が食べたいから"激辛中華屋さんに行くし、
家族で出かける予定があってどんなに娘が楽しみにしていても、"自分が面倒になったから"ドタキャンする。
そんな人が。
娘とサンリオピューロランド*1に行ってました。
この半年だけで3回も(‼)
子供と2人だけで出かけるなんて、頼んでも嫌がり、渋々近所のスーパーでお菓子買い与えることしかできなかったような彼が。
まさかメルヘンワールドに娘を誘うなんて。
家と会社の往復しかない毎日の中、
離婚前は当たり前にあった子供の賑やかな声や散らかったおもちゃ、巻きつく暖かな体温など、
子供のいる日常の"あたたかさ"が恋しくなったのでしょう。
彼はまさか自由と孤独が紙一重だなんて、想像もしなかったんだろうな。
愛され愛する存在がそばにいる幸せに、窮屈さばかりに目がいって気づかなかったなんて、ホント愚かだと思う。
幼い娘が味わった、どんなに手を伸ばしても掴んでもらえなかった寂しさや恋しさ。
彼はやっとその気持ちが理解できるようになったかもしれません。
失ったものの大切さを,これからしっかり実感してほしいものです。
おわりに
離婚して半年。
家族だった私たちはそれぞれ変化がありました。
娘は❞パパとママ❞がもうワンセットにならないことを知りました。
ですが、前は全く見向きもてくれなかったパパが相手にしてくれるようになったことで、私からもパパからも愛され以前より楽しく過ごせているようです。
私は、より強いママになりました。
この子をあらゆることから守ってあげられるのは私だけだ!という思い、くよくよなどしてられない働いて食べさせて生活していかなければ!という思いが私を強くさせました。
また、長い人生には自分が予想もしていなかったことが起きることを知り、ちょっぴり大人になりました。
元旦那は、子供の愛おしさが少し分かるようになりました。
自分を無条件に信じ愛する小さな存在に、親の責任や覚悟を持って恥じない生き方をしてもらいたいです。
娘には酷な部分もあったけれど、パパと離れたことで愛情を受けられるようになった。
私は心が折れそうになったけど、今は実母と娘との3人の穏やかな生活に幸せを感じられる。
元旦那は多少寂しい思いをしても、自由を手に入れられた。
"離婚"したからって、失うばっかりじゃないんだなぁと、自分が離婚して初めて知りました。
みんながそれぞれに幸せだと感じる毎日を送れますように。
*1:キティちゃんやキキララちゃんの遊園地