【目指せ国家資格!】保育士試験を受けてみた
突然ですが、この春、保育士試験を受験しました。
目指せ、国家資格!えいえいおー!!
保育士資格とは
保育士資格とは,国家資格であり、資格を持つ者は保育士の名称を用いて子供の保育等を行うことができる資格です。
保育士試験は年に2回,春と秋に筆記試験と実技試験が実施されます。
受験科目は筆記試験が以下の9科目と、
・保育原理
・教育原理及び社会的養護
・児童家庭福祉
・社会福祉
・保育の心理学
・子どもの保健
・子どもの食と栄養
・保育実習理論
実技試験は、音楽・造形・言語の中から2科目です。
ちなみに、幼稚園教諭免許所有者、社会福祉士・介護福祉士・精神保健福祉士の資格がある方は何教科か免除になるんですって。羨ましい!
(教員免許や看護師資格を持つ方に免除がないのが意外…!)
受験資格
保育士試験を受験する方には年齢制限もなく、保育系の学校を出ていなくても受験資格があります。
私は保育や福祉と何ら関係ない文系の大卒ですが、もちろん受験可能。
詳しくはこちらの公式HPで確認して頂ければと思いますが、かなりの人が受験可能なんじゃないでしょうか。
受験のきっかけ
そもそも、保育系の学校を出た人しか保育士になれないと思っていた私。
昨年の秋に保育園を運営する企業に転職した友人が、保育士さんが足りなくて大変だという話をしていたとき、「アンタ、保育士に向いてそうだからなってよ!」といわれました。
「普通の大学卒でも保育士試験って受けられるんだからさー」
この時は,へぇーそうなんだ~!ぐらいに思っていたのですが、
時が流れて,年が明け。
生活も落ち着いてきたことだし、2019年何か目標を立てて成し遂げてみようか?と考えた時、あの時の友人の言葉が頭に浮かびました。
「アンタ、保育士に向いてそうだからなってよ!」
「普通の大学卒でも保育士試験って受けられるんだからさー」
受験資格があるなら今年試しに受験してみようか…?
シングルマザー的には国家資格って無敵じゃないか?
育児も経験してるし、保育園にも通ってるしアドバンテージはあるはず!
よし、受験してみよう!
試験って秋くらいかなぁー、半年くらいあれば独学でもいけるかなぁー
と、かなりのんびり受験を決めたのが、4月の試験まで残り3ヶ月と迫った今年1月のことでした(汗)
独学での勉強方法
受験の手引きを取り寄せ、受験料を納付し終わったところですでに1月下旬。
どんな教科があって,どんな勉強をしなきゃいけないのか把握して、テキストを購入したころには2月に入ってました(焦)
とにかく時間がないので、きれいにノートをまとめてる余裕などあるはずもなく。
片っ端からテキストを読み進めて、単元ごとの小テストをとりあえずこなしてどんどん次にすすむのみ!
どんな内容でどこまでの範囲なのかを把握するために1周目は暗記など二の次で読み進めることに決め、2周目から強弱をつけて読み込むために蛍光ペンを引いたり付箋を貼ったりしました。
フルタイムの仕事・育児・家事をこなしながらの勉強。
割ける時間は,通勤時間と昼休み、子供が寝た後のみ!なので少しのすきま時間でも勉強に充てられるようにスマホをフル活用しました。
通勤電車→アプリで一問一答、保育士試験対策の動画を見る
昼休み→アプリで一問一答
夕飯作り→イヤフォンで動画の音声を聞き流す
子供が寝た後→テキスト
ちょっとしたすきま時間はわざわざテキストを開く勉強よりも,スマホで手軽に取り掛かれる勉強法が最適でした!
私が使っていた教材は,
≪アプリ≫
一問一答や赤シートを使った暗記もできてすきま時間にピッタリ!有料ですが,テキスト一冊スマホに入れられると思えば高くありません!相当お世話になりました。
≪動画≫
ほいくんの試験対策動画
とにかく暗記することがたくさんの保育士試験。ほいくんはゴロを考えてくれたり,テキストには載ってないことを解説してくれたりと,独学で勉強する私には師と呼べる存在になりました。
動画を見られないときも,
夕飯の支度中にワイヤレスイヤホンをはめて聞き流すだけでも頭に入り,テキスト勉強の助けになりました。
≪テキスト≫
2019年版 試験対策のプロが書いた!保育士合格テキスト&問題集 上巻 [ ライセンス学院 ]
2019年版 試験対策のプロが書いた!保育士合格テキスト&問題集 下巻 [ ライセンス学院 ]
たくさんテキストがありますが,手に取って自分に合うものを選べばよいと思います。
こちらのテキストは,表や資料の見やすさと,単元ごとにミニテストがあること,教科ごとに予想問題があること,保育士試験の基本中の基本『保育所保育指針』が別冊でついてくること点がおすすめです。
≪過去問&予想問題集≫
残り1ヶ月を切ったところで、模擬試験集を購入。試験の形式に慣れるべく全問解きました。
2019年版 ユーキャンの保育士 過去&予想問題集 (ユーキャンの資格試験シリーズ) [ ユーキャン保育士試験研究会 ]
こちらは解説が充実していて大変よろしい!解説読んでるだけで勉強になりました。
試験日
4月中旬の土日に試験がありました。
私は初受験で9科目受験するので,2日間とも朝から夕方まで試験。
大学受験以来の試験に手が震えたり,前の席の方の勉強ノートのまとめっぷりに焦ったりしましたが,なんとか受験し終えました。
おこがましいことに,過去問や予想問題では全科目とも7割~9割取れるようになっていたので密かに自信があったりしちゃったりしたのですが。。。
難しすぎるYO!!!!
テキストのどこにも載ってないよ!っていう問題や資料からの出題,答えが2つある?!っていう問題,こんなのも範囲なの⁇っていう問題多すぎるよ!!
落としたかな…という科目が何科目もあって,たった2か月だけど必死に勉強したからこそすんごいショックでした。
結果
保育士試験の筆記試験は,基本的に各教科60点以上取れば合格です。
問題が20問と決まっているので、12問正解すれば合格。
(教育原理及び社会的養護は問題が10問ずつで,それぞれ6問・30点以上正解すれば両科目とも合格)
ボーダーラインが6割と聞くと簡単そうに聞こえるかもしれませんが,合格率は10~20%と低め。
さて,初受験の私の結果はというと…
保育の心理学 60点
保育原理 75点
児童家庭福祉 65点
社会福祉 70点
教育原理及び社会的養護 25点+35点
子どもの保健 65点
子どもの食と栄養 95点
保育実習理論 95点
不合格(チーン)。
教育原理があと一問というところで落としてしまい,ペアの社会的養護とともに不合格。
過去問では得意だった保育の心理学も合格スレスレ…。
反対に,最後まで苦手科目だった子供の食と栄養,保育実習理論がまさかの95点という高得点。
…ほんと試験って何があるか分からないものよね~…(T_T)
試験直後は相当落ち込みまくりましたが,
『たった2か月しか勉強してないんだから落ちて当たり前じゃない?それしか勉強してないクセに落ち込むなんて,みっちり勉強してきた人に失礼だよね。っていうか8科目も合格ライン越えた方が奇跡じゃん』
と家族に言われ,それもそうだと持ち直しました(笑)
まとめ
そんなこんなで,秋にリベンジ!
きっかけは友人の何気ない一言だったけれど,こんなに必死で充実した毎日は久々でした。
実は同時期に転職活動もしていたので(←アホ)ほんと目まぐるしい日々だったけど,目標に向けて頑張るっていいなと実感した日々でもありました。
母になったからって成長を見守る側だけじゃないんだ。
私だってまだまだ成長できる!
『ママ,わたしひとりで寝られるから,お勉強がんばってもいいよ』
娘からのエールをもらって,今日もがんばります!