よゆうのよっちゃん

心と時間と生活に余裕がほしい東京在住30代シングルマザーの日常

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生きるって面白い!って子供に教えられる大人になりたい。

夫がこのところほとんど家にいません。

長期出張,忘年会,趣味,友人との飲み会と,休日まで個人の用事で埋めまくっており,子供はガッカリ,妻は大変イライラモヤモヤしています。

ちょっとだけ愚痴らせて

普段仕事頑張ってくれてるんだから休日くらい…とは思うものの,娘の遊んでくれビームを軽くかわして,やらなきゃいけないことも全て後回しにして,娘や私へのフォローなんて当然ないままに出かけ,連絡もないまま深夜まで帰ってこないってのは…ねぇ(。-`ω-)

『父親なんだから子供にも時間を割くべきなんじゃないの?』『夫なんだからやらなきゃいけないことを済ませ妻に迷惑が掛からないようにした上で出かけるべきでしょ!』と、自分の楽しみばかり優先する我が夫に改めてがっかりしていた今日この頃だったのですが,たまたまある雑誌の記事に出会い,夫に対する見方が180℃変わりました。

父親の子育て

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子育てedu*1という小学館の雑誌2016 3/4月号にその記事はありました。汐見稔幸先生の「家庭ほいくゼミ」というコーナーで,父親の子育てについて,

『日本の男性は厳しい労働を強いられており家族と関わりたいと思ってもそんな元気もないし,やり方もわからないのではないか。それでも父親も親としての責務は果たさなけれないけない。』

とし,その方法として「子育てしながら自分も発散できるかかわり」を考えることと「お母さんの理想どおりの父親をめざさない」ことを挙げています。

以下,引用部分は上述の記事からです。

「子育てしながら自分も発散できるかかわり」

はじめから子供に合わせようとするから,「どうしたらいいかわからない」のです。お父さんたち,まず自分が何をしたら楽しいのか,考えてみませんか? 

うちの旦那は自分が楽しいことしかしたくない人なんで,子供が公園の遊具で遊びたいって言っても,自分がランニングをしたかったら子供の意見はスルーして遊具も何もないグランドに連れていきます。私は、大人が子供に合わせてあげないでどうする!と,そのことにずっと不満を持っていました。

でも,うちの旦那も"子供の求めに応じて遊んであげる"ということが分かっていないのだとしたら、  ”自分が楽しめることで一緒に遊ぶ”しか選択肢がなかったのかもしれない。ラクして自分の良いように子供を振り回してただけじゃないのかも…と目から鱗でした

「お母さんの理想どおりの父親をめざさない」

ついお母さんは,なんでも対等に,しかも完璧にやってほしいと思いがちです。でも,お互いに得手不得手がありますし,時間的制約にも差があるはずです。すべてフィフティフィフティに,というのは現実的ではありません。

対等に完璧になんて期待してないけど,親なんだからできなくても”対等に完璧に”を目指すことだけはしてよ!と思ってました。

でも”親なんだから”ということだけで,得手不得手も時間的制約も埋められるわけないんですよね~~。おっしゃるとおり,現実的じゃなかった。

「(私のように)もっと!こうして!」と旦那に求めるよりも,例え時間が短くても雑でも,旦那のやり方を大目に見て,子供に「ママとは違うけど、パパもパパなりに遊んでくれたな」と父親が関わった記憶を残してあげることの方がずっと大切なんだなと考えさせられました。

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子育ての最大のキモは「生きるっておもしろい!」と子供に見せてあげること

日本社会は,子どもを産業戦士予備軍に見立て,どうやって仕事のできる人間に育て上げるかばかりを気にしているでしょう?本当は,どう人生を楽しむかも教えなくてはいけないはずなのに。ワークライフバランスの,ワークのほうだけに偏った人生は窮屈です。無駄な時間をつくって,楽しむことが人間には不可欠。

一番ハッとさせられた言葉です。

私は無駄なことが嫌いで、効率よく最短ルートを目指す面白味のない優等生タイプです。かたや旦那は,自分の気の向くままに寄り道して私からすると時間もお金も無駄にする問題児タイプ。

だからあっちへフラフラこっちへフラフラ~な旦那を私が正しい方向に導かなきゃって思ってた。なんたる傲慢…!!旦那は無駄な時間をつくって人生を楽しむことの天才だったのね…。(←ちょっと嫌味)

正しいことや無駄のないことだけがすべてじゃない。子供は旦那から「生きるって面白い!」を学んでたのかも。子供だけじゃなく私も旦那から学ばされました。

まとめ

冒頭から愚痴ってごめんなさい。

私は”常識的に”、”時間通りに”、”迷惑をかけずに”、”効率よく”、”自分を犠牲にしてでも子供にあわせて”良い育児をしているつもりでした。だから旦那は私を見習って合わせるべき!と思ってたけど…、私のやり方は明らかにワークの方に偏って窮屈だった。一生懸命やってたつもりだけに結構ショックだけど認めます。

 それに、なんで自分勝手な旦那にこんなにイライラモヤモヤするのかよくよく考えてみると、『私ばっかり我慢して』という気持ちがあるからなんですよね。我慢してるってことは、私もしたい!ってこと。つまり自由気ままな旦那が羨ましくて怒ってたんだなぁと自分の気持ちに気づくことができました。

私と旦那の良いところを拾えばライフワークバランスの良い育児がきっとできるはず。そして私自身も子供と一緒にもっと人生を楽しまなくては!!

『人様に迷惑かけずに自立できる大人にする』っていう何とも面白味のない子育て目標を、これからは『生きるって面白い!を教えること』の方に重きを置いていこうと思います。不思議と目標を変えただけで、肩の力が抜けてワクワクしてきました!

*1:残念ながら今年休刊になってしまったようです。

 

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